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空の写真を中心としたブログです。時々、読書や飛行機ネタもあります。                                                意見や感想をコメントしていただけると、大変嬉しいです。                                                        使用しているカメラはペンタックス製で、主力がk-7でサブはistDs(まだまだ使います)です。                                                                              4/1 長かった学生生活ともおさらば。とうとう社会人です。                                                       まだまだ学生気分は抜け切ってませんが、これから世の為、人の為に頑張っていきます。
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ますむら・ひろし宮沢賢治選集 2 (2) (MFコミックス) ;
ますむら・ひろし宮沢賢治選集 2 (2) (MFコミックス)

文庫版を持っているのに、まだ読んだことの無い、ますむら版のセロ弾きのゴーシュが収録されているから、買ってしまいました。
ある意味自分の原点になる作品です。
小学生のとき、父にますむらひろしの作品を読ませてもらい、ちょっとして読んだのがこれでした。
マンガで読んで、宮沢賢治に興味を持ち、そこから星に興味を持ち、中学、高校と天文部に所属することになりました。
そして、そこで一眼レフカメラに出会って、今の写真の趣味も生まれたようなものです。
ついでに、大学の学科を航空宇宙工学科にしたのも、飛行機が好きだということもありますが、天文部で宇宙開発に興味を持ったことが大きく影響しています。(なにせ、大学入学答辞は、将来は宇宙開発の方面に進みたいと思っていたくらいです。大学では人力飛行機作っているけど・・・)
またまたついでに、読書をすることの楽しさを知ったのも宮沢賢治を小学校の図書館で読み漁っていた、あの時から始まったといっても過言ではありません。銀河鉄道の夜は今でもよく読んでいます。

ますむら版の宮沢賢治作品は、基本人間がネコとして書かれています。
最初、宮沢賢治の原作を読むとネコではないことに驚いた記憶があります。
今では、ますむらひろしは、ヒデヨシなどの擬人化したネコのキャラクターが有名だと分かっているので人間が主人公のほうが違和感を感じてしまいますが、当時、ヒデヨシは知っていても、宮沢賢治も他のますむらひろしの作品を知らなかった身には、驚かされました。

しかし、この話は、童話らしいのですが、子供には難しいのではないかといつも思うのですが。
特に、言葉が古くてさらに、辞書を引かないとわからないような言葉もいくつかあって最初は読みにくい印象しかありませんでした。
おかげで、読書中に辞書を引く習慣が出来たので、結果的にはよかったです。
なんたって、一回読んでだけでは、全く分からず、何度も読み直した挙句、何度も書き直しがしてあって、いくつかの話があるという、小学生には摩訶不思議な常態でした。
ますむらひろしのマンガにはなぜ二つあったのかよく分からない上に、図書館にあったのはブロニカ博士が出てこず、カムパネルラがいなくなってしまう終わりしか無かったからです。
小学生の力では、探しづらいものでした。中学生になって始めてブロニカ博士が出てくる話を読んだ気がします。
この話は、自分には何故ジョバンニがいじめられていたのか、とかいろいろ分からないことも多く、いろいろ小学生の頭ながら考えさせてくれました。しかし、自分からなじまないのか、親の職業が原因なのかいまだにジョバンニがいじめられている理由がよく分からなかったりします。
だからこそ、まだ楽しみながら読めるのだと思います。
マンガ版を読むのは久しぶりですが、銀河鉄道の夜のますむらひろしの絵のがなぜか今は怖く感じます。
特に石炭袋の怖さは、直後のジョバンニの叫んだシーンとあわせて、マンガという媒体のほうが強く感じられました。

久しぶりに、自分の原点を読むことが出来て、うれしい一日でした。
サソリのように、最期にはみんなの幸のために自分のカラダを使って下さいといえる生き方をしたいと思っています。

ちなみに、ますむらひろし版の宮沢賢治作品集は、今回三冊出ています。
一番最初に、グスコーブドリの伝記を持ってくるあたり、が大変気に入り、三冊とも買ってしまいました。
グスコーブドリは、何故死んだのかは当時分からなかったものの、みんなの幸せのために犠牲となった姿に大変感動した記憶があります。
今でも、彼のように高潔な人間でありたいと思っています。
ますむら・ひろし宮沢賢治選集 1 (1) (MFコミックス) ますむら・ひろし宮沢賢治選集 3 (3) (MFコミックス)

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ネコじゃなかったのかっ!
グスコーブドリの伝記は小学生のころにアニメを映画館で見ました。僕もその内容に心打たれ、映画を見たあとに、親にその原作本を買ってほしいとねだったのを覚えています。買ってもらってからは、何度も読みました。

登場人物がみんなネコの映画も見に行きました。原作者が宮沢賢治なのは知っていましたが、本当はネコじゃなかったんですね。初めて知りました^^
僕が覚えているのは、事務所で働いているネコが同僚のネコからいじめられるという話です。

ちなみに、まだ銀河鉄道の夜は見たことも読んだこともありません。今度読んでみようと思いますっ!
DAHRIA 2008/09/27(Sat)00:13:00 編集
おもしろいですよ
銀河鉄道の夜は面白いですよ。
大まかに分けて二種類の終わり方があるので、両方読んでみてください。

登場人物がみんなネコの映画というのは、このますむらひろし版の銀河鉄道の夜の映画版のことだと思いますので、ストーリーなどの流れを覚えていれば、読みやすいと思います。

ちなみに、ネコが事務所で働いている話は、「猫の事務所」といって、ますむらひろし版もあり、単行本では、グスコーブドリの伝記に収録されています。

マンガの方でもいいから読んでみると、宮沢賢治の不思議な世界が体験でき、面白いので読んでみてください。
かっくうほう 2008/09/28(Sun)19:39:00 編集
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